2021年2月17日(水)湯船で本を読む

よく晴れている。

湯船で本を読む。いつのまにか、そういうことになっている。iPhoneを持ち込んでいたこともあったが、いまはKindleを持ち込む。

こうなったのは、夏ごろだったか、秋口だったか。眠りがよくなるように湯船に浸かるようにしはじめた気もするが、肌寒くなってきたことに背中を押されたのかもしれない。時期は曖昧なのだが、その頃に湯船での読書がはじまった。だいたい40分から60分、読んでいる。

もともとあまり本を読むタイプではない。図書室は好きだったが、本を読みたいわけではなく、静かにリラックスできる場所だったからだ。その点、音楽室は騒がしいのに好きだった。音楽や楽器が好きだからだ。いや、真冬にアンサンブル編成のための基礎練をしている。そういう光景が好きだ。好きな音楽室は騒がしい音楽室ではなかった。しかも、いちばんのお気に入りは保健室だ。お気に入りというか、通っていたからね。保健室の先生はやさしいし。話が逸れた。

そう、あまり本を読むタイプではない。ツイッターで気になった本を指名買いして読む程度。3ヶ月に1冊のペースですらなかった。長いときは半年読まなかったこともあるかもしれない。

多いのはデザインの本だった。「デザイン組織のつくりかた」と「デザインリーダーシップ」がすぐ頭に浮かんだ。そういう本が多かった。

メンタルヘルス系(というのだろうか)の本も何冊か読んだ。私は弱みがすぐ外に出る。内情はあれこれの嵐なのだが、それを出さないようにするだけで精一杯。押さえ込もうとする無理が満杯の湯船に浸かったときのお湯のように派手にこぼれ、手が付けられない。そんな状況の癒やしだとか、そういう思考のクセ(この手の本でよく出てくる)を取り払うために手を伸ばしている気がする。

いま読んでいるのは、ヒップホップグループ・ライムスターのライブ哲学の本と、ジャズミュージシャンの菊地成孔が連載していたエッセイをまとめた本の2冊だ。2冊以上を同時に読むのは、人生ではじめてのことだと思う。数日前はこの2冊以外にもKindleのサンプルにどんどん手を出していた。不思議なもので、サンプルほどの冒頭だけでもその本への期待は感じることができる。知っていることをちがう言い方で書いてあるだけだなとか、意図はわかるけど要素が多すぎて読みにくいなとか、昔の言葉は読みにくい・読めないなとか、そういう本は閉じる。サンプルをぐいぐい読んで流れるように購入して読み進めていける本もある。菊地成孔の本はそうだった。夜電波またやってくれないですかね。

思いついた「湯船で本を読む」から、ここまで吐いた。さあ、ごはんにしよう。