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2020年11月18日(水)どうにかなる日々

Written by

Kota Suzuki

夜中の3時頃、iPhoneから鳴る電子音で目が覚める。アラームかと思ったが、どうやら間近になったバッテリー切れを知らせるアプリの通知音だった。Oura Ringとの両輪で睡眠計測に使っているもので、アラーム機能もある。きっとそのアラームがバッテリー切れで動作しないことを懸念してのものなのだろう。しかし、より良い睡眠のためのアプリが、睡眠計測をするユーザーを夜中に起こしてしまう体験を提供するだろうかとも思ったが、それよりアラームが鳴らないことで起きられず、大事な予定に遅刻するなどした方が、ユーザーには大惨事になると思えば、苦渋の選択といったところだろうか。

そんなわけで目が覚めてしまい、寝付けないまま、途中で観念してiPhoneを手に取ったりと、そのまま1時間ほど。

そこからは眠ったのかよくわからないまま。5時半に予定どおり起き上がり、なんとか身支度をして外へ。朝だ。キリッとした空気とそこから守ってくれる上着に秋の朝を感じた。

喉が渇かないようにと売店へ。

「いらっしゃいませ」

「ホットドリンクはコーヒーだけですか?」

「ホットコーヒーとカフェラテがございます。ひとつ上のフロアのカフェには紅茶などもご用意しております」

「あぁ、いや、じゃあカフェラテをください」

てきとうに千円札を置く。

「お支払いはそちらへ」

手で促されたところには両替機のような什器。なるほど、このご時世だから現金の受け渡しはしないようだ。3番スクリーンは10人にも満たない客入りだった。

平日の早朝から心がじんわりやわらかくなり、新宿の街を周りの0.7倍くらいの速度で歩く。人がたくさんいる。駅の連絡通路を通って反対側へ。ここまで来ているなら気に入ったレンズを手に取ってみようと思ったからだが、時刻は9時50分。仕方がないので、カフェに入って小腹を満たす。この日、二杯目のカフェイン入りを決めてしまう。

降りる駅を通りすぎ、反対側の街へ。人気で品切れがつづいている寝具がないか探すも見つからず、ゆっくりした足並みで帰宅。これでもまだ正午ごろだった。

そこから、自分のペースでゆったりと仕事をし、いつもより余裕もあれば、質もいい気がする。暗くなりはじめた頃で手を止めた。

ただのイメージだが、世間からズレて暮らすというのは案外に心地がいいのだと思った。ひとりで動く日だからこそできたことだが、これはこれで、エアポケットのなかにいるような、時間のながれが遅くなったかのような、不思議な時間のように感じた。

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