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5月11日 時間と音

Written by

Kota Suzuki

何もせずに時間だけを進めるのが得意だ。

時間を進めるのは楽だ。何もせずとも時間は進む。気づいたら2時間が経っていた。私の人生を生きていると、そういう場面が頻繁に訪れる。なぜだろう。時間の感覚が薄いのか。1日1日を大切に生きていないのか。そもそも、1日1日を大切に生きるの意味がよくわかっていない。

なぜこんなことを書いたのかというと、ゲーム実況を流しながら、ときどきツイッターをみていたら1日が終わったからだ。少なくともお昼の12時あたりから、22時すぎまではそう過ごしていたと思う。

よく見かけるゲーム実況アカウントでFF7リメイクの実況を見ていた。自分でも一度クリアしているゲームだから、ネタバレは怖くない。一部、自分が通っていないルートや見ていないイベントは出てくるが、これくらいのネタバレは私ルールではOKなのだ。しかし、ゲーム実況というのは不思議なもので、なぜ見ているかと言われてもよくわからない。画面にたくさんサムネイルが並び、そのなかから何らかの理由でその動画を再生しはじめるのだが、それを選んだ理由を、自分の感覚にずれず、人に伝わるかたちの言葉にできる自信はない。なんとなくなのだ。

ひとつ思いつくなら、実況する声の音刺激が心地いいのかもしれない。人気を得るゲーム実況者がもつスキルのなかに声の良さはあると思う。話の内容がおもしろいとか、共感できるとか、その人が作っているその空間が楽しいとか、そのチャンネルを楽しみにする理由はたくさん考えられるが、声が良くてなんとなく聞いていてしまう、というのもある気がする。見ていたFF7リメイクの実況も、カットシーンがくれば感情移入して見るし、自分が苦労して突破したボスを余裕で倒して進んでいくようすを見れば、少しくらい苦戦しているところを見てみたいなんて悪魔な気持ちが湧いてきたりもするのだが、いちばん自分でしっくりくるそのチャンネルを見ている理由は、おもしろくもないがつまらなくもなく淡々と進んでいくことと、実況者の声が通低音のように途切れなくつづく刺激音として心地よいからだと思う。

日記って難しい。

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